手汗の原因は「汗腺」と「交感神経」が関わっている
なんで自分は手汗がたくさん出るのか、その理由を知っておくとなんとなく安心ですよね。ということで手汗の原因について見ていきます。
手汗の原因は「汗腺」と「交感神経」にある
手汗の原因は主にふたつ、汗腺と交感神経が関わっています。
ちょっとそれぞれについて詳しく見ていきます。
手汗の原因1.「汗腺」
汗腺は「汗が出てくる穴」のことです。基本的に体中のどこでもあるのですが、汗腺にも種類があって、「アポクリン腺」と「エクリン腺」があります。
でも手汗に関係するのはこの中で「エクリン腺」の方。(アポクリン腺はワキガの原因とかで馴染みがあるかもしれませんね。)
エクリン腺は特に手のひら(または足のうら)に多く集まっているのです。
エクリン腺が多いということは汗をかきやすいということですから、もともと手のひらは汗が出やすい場所なのですね。
じゃあなんで手汗が多い人と少ない人がいるかというと、それはエクリン腺の数の問題です。たしかに手のひらにはエクリン腺が集まっていますが、その数は人それぞれで多い人もいれば少ない人もいます。
つまりエクリン腺が多い人はより汗がたくさん出るので、手汗に悩まされやすいということなのですね。
手汗の原因2.「交感神経」
汗腺(エクリン腺)は数が多いから汗も多いという物理的な原因でした。
しかしこちらの交感神経は汗の出やすさに関係しています。
交感神経とは興奮したときまたは緊張したときに働く神経のことで、心臓のドキドキとか息が荒くなるというのもこの神経が働いているから起きています。
同様に手汗も交感神経の働きによってたくさん出るようになり、手汗がひどくなるということにつながります。
でもいつも興奮したり緊張したりしているかと言われればそうでもないですよね。しかし手汗がひどいことを不安に思っているだけでも無意識に交感神経が働いてしまうのです。
ようするに「気にしすぎるがゆえに症状が悪化している」ということなのですね。
原因を知った上での対策
手汗の原因についてお話してきましたが、問題となるのは「汗腺の数が多いこと」「気にしすぎていること」だとわかります。
でも実際汗腺の数なんで減らしようもないし、気にしすぎるなって言われても無理だろって話です。私も最初そう思いました。
でもよくよく考えると、意外と簡単に両方解決できます。
まず汗腺の数に関してですが、別に汗腺を減らさなくても汗自体が出るのを止めればいいわけです。まあ当然の話ですが。
そして気にしすぎることに関してですが、手汗が出たらどうしようと不安に思うことがダメなわけですよね。だったら手汗が出ても大丈夫という安心感を得られれば良い。
そう、この両方を達成してくれるのがいわゆる手汗対策用の制汗グッズなのです。
私も最初はファリネとかデトランスαとかの手汗対策用グッズをあまり信用していなかったのですが、こうやって手汗の原因を知ってみると確かに理にかなってるなと思いました。
というのも、手汗対策グッズは制汗成分が入っていますから汗が出るのを止めてくれます。
そしてその効果は数時間続きますから、その間は手汗の心配がしなくて済むということです。もし出たとしてもグッズはカバンに入れて持ち運べますから、使えばすぐに手汗を抑えられるという安心感があるわけです。
どうでしょう?こう見ると手汗対策の制汗パウダーやローションは完璧に見えませんか?
かくいう私も単純な男ですから、そう思ってさっそく購入したわけです。
一応、結果が気になる方のために体験記的なものを書いてみました。
今回手汗の原因を共有することで、みなさんが少しでも安心感を得られたら幸いです。